日時 平成30年4月1日(日)
場所 長田神社
4月1日(日)長田神社(神戸市)において、日本会議本部の多久善郎先生による支部役員研修が行われた。テーマは次の五点である。
一、自衛隊の現状と憲法改正に関する国会状況について
二、国会で三分の二を確保できる唯一の選択肢としての「自衛隊明記論」
三、自衛隊明記条項の実際
四、自衛隊の憲法明記で何が変わるのか
五、「自衛隊明記」を国民に浸透させていく為の課題
また、日本会議関係学者の「自衛隊明記」案については以下の通り。
○西修案
「九条の2」を追加「①日本国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、自衛隊を保持する。②自衛隊の最高監督権は、内閣総理大臣に属し、自衛隊の行動については、文民統制の原則が確立されなければならない。③自衛隊の編制及び行動は、法律でこれを定める。」
○百地章案
「九条の2」を追加「①前条(九条)の下に、我が国の平和と独立を守り、国際平和活動に寄与するため、自衛隊を保持する。その組織及び権限等は、法律で定める。②内閣総理大臣は、自衛隊の最高指揮権を有する。③自衛隊はその行動につき、国会の承認その他の民主的統制に服する。」
特に、「四、自衛隊の憲法明記で何が変わるのか」についての説明について大まかな内容は次の通り。
①国民が自衛隊を選択することの意義
②自衛隊の憲法明記で確実に変わること
1、違憲論の余地を無くし、最高裁判所が正面から「合憲」の判断を下せるようになる。(最高裁は、憲法判断を回避)
2、「法律」で定められているだけの自衛隊を「憲法」に明記することによって、その法的安定性を高めることができる。
3、学校教育において、自衛隊を積極的に位置づけることができる。
4、自衛隊の「権限」は変わらないが、その「地位」は間違いなく向上する。
5、自衛官の士気と誇りを高める。
6、国を守ることについての現実的かつ本質的な議論が始まる。
7、国民投票は対外的抑止力を生み出す。
さらに、「五、「自衛隊明記」を国民に浸透させていく為の課題」についての大まかな内容は次の通り。
1、保守による加憲反対論に対して
2、立憲民主党・共産党による反対論に対して
3、「今のままで良いのでは」との守旧論に対して
4、「ありがとう自衛隊」のボスター掲示・チラシのポスティング・パンフレット配布等